バブル崩壊から既に20年以上経過した今、バブル景気の絢爛がどのようなものだったのかを知らない人も多いと思います。
かくいう私も当時は小学生だったので、バブル期の狂乱は知らないで過ごしました。
バブル景気は1986年〜1991年に日本で起きた資産や土地価値の高騰、そしてそれにともなって起こった社会現象ですが、日経平均株価は38,915円という驚異的な値を記録したり、人々は金にまみれた狂乱の時を過ごしたという事を後になって知りました。
ウィキペディアのバブル景気のページを見ると当時の様子を詳しく知ることができます。デフレの今となっては考えられないような逸話が沢山載っています。
「バブル景気(バブルけいき)は、景気動向指数(CI)上は、1986年(昭和61年)12月から1991年(平成3年)2月までの51か月間に日本で起こった資産価格の上昇と好景気、およびそれに付随して起こった社会現象とされる。」とWikipediaには書かれているのですが、当時どれだけ地価が上昇したのか、ちょっと気になったので調べてみました。
ちょうど参考になりそうなページを見つけました。
地価公示の推移グラフで、昭和59年からの北烏山9-23-10 における土地価格の推移をグラフにして掲載しています。
想像をはるかに超えたバブル期の地価の上昇にびっくりした次第です。
平成25年 344,000円/m2 1,137,190円/坪 -1.7%
平成24年 350,000円/m2 1,157,025円/坪 -4.1%
平成23年 365,000円/m2 1,206,612円/坪 -6.4%
平成22年 390,000円/m2 1,289,256円/坪 -8.2%
平成21年 425,000円/m2 1,404,959円/坪 +6.3%
平成20年 400,000円/m2 1,322,314円/坪 +7.8%
平成19年 371,000円/m2 1,226,446円/坪 -
平成18年 371,000円/m2 1,226,446円/坪 -1.1%
平成17年 375,000円/m2 1,239,669円/坪 -0.5%
平成16年 377,000円/m2 1,246,281円/坪 -1.3%
平成15年 382,000円/m2 1,262,810円/坪 -1.0%
平成14年 386,000円/m2 1,276,033円/坪 -0.8%
平成13年 389,000円/m2 1,285,950円/坪 -2.5%
平成12年 399,000円/m2 1,319,008円/坪 -2.7%
平成11年 410,000円/m2 1,355,372円/坪 -
平成10年 410,000円/m2 1,355,372円/坪 -
平成9年 410,000円/m2 1,355,372円/坪 -1.2%
平成8年 415,000円/m2 1,371,901円/坪 -
平成7年 415,000円/m2 1,371,901円/坪 -8.4%
平成6年 453,000円/m2 1,497,521円/坪 -24.5%
平成5年 600,000円/m2 1,983,471円/坪 -16.2%
平成4年 716,000円/m2 2,366,942円/坪 -1.9%
平成3年 730,000円/m2 2,413,223円/坪 -
平成2年 730,000円/m2 2,413,223円/坪 -9.9%
昭和64年 810,000円/m2 2,677,686円/坪 +80.0%
昭和63年 450,000円/m2 1,487,603円/坪 +38.5%
昭和62年 325,000円/m2 1,074,380円/坪 +3.8%
昭和61年 313,000円/m2 1,034,711円/坪 +4.3%
昭和60年 300,000円/m2 991,736円/坪 +1.7%
昭和59年 295,000円/m2 975,207円/坪 -
昭和63年、64年の上昇率は異常ですね。都心から離れている烏山でこれですから、もっと都心だとこれを遥かに超えた上昇が起きていたと想像できます。
平成20年、21年にも少し地価が上昇しましたが、その時、今のうちに家を買わないとどんどん値段があがってしまう、と心配になったものですが、それを遥かに超えた上昇です。この時にもし社会人だったら(しかも仮にこれから家を買おうかと思っている時だったら)どんな心境になっていたでしょうかね。
考えると恐ろしいですね。
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