京王線連続立体交差事業にようやく着手

スポンサーリンク

2014年2月28日、国土交通省から都市計画事業(都市高速鉄道第10号線(京王線))の認可を取得し、事業を実施するとの発表がありました。
京王線の連続立体交差事業に着手します
この事業とは、京王線の連続立体交差事業のこと。
笹塚駅から仙川駅間が高架化されることで、「開かずの踏切」25箇所が除却されることになります。
昨年6月に、当ブログにて京王の高架化について書きましたが、その時はまだ国から事業許可はおりていませんでした。
今回国から許可を正式に取得したことで、具体的に事業がスタートすることになると思います。
===================
施工箇所:世田谷区給田三丁目~渋谷区笹塚一丁目
延長:7,225メートル
事業期間:平成25年度~平成34年度
事業費:1,701億円(鉄道付属街路整備を含む)
===================
計画では10年間での完成を見込んでいますが、とても10年で完成できるとは思えません。工事のための用地買収とかも必要になってくることを考えると、そのための住民との話し合いなどで相当時間を費やされると考えます。
また、「京王線地下化実現訴訟の会」という会が早速提訴を起こすなど、長期化の要素満載なこの事業、果たしていつになったら完成するのか、検討もつきません。
京王線地下化実現訴訟の会
高架化、地下化いずれもデメリット・メリットを持ち合わせているだけに、どちらが優れているのかについて全員が納得できる事は難しいと思います。
また、以前の記憶だと、確かまずは高架化して、別途地下線路を作って京王線を複々線にする、みたいな話だったかと思うのですが、その後どうなったのでしょうか。
高架化すると確かに景観的には目障りになりますが、地下化するとなると工事費・維持費がさらに必要となり、その費用をどうやって捻出するのかが争点になりそうです。
地下化実現の会は、工事費は地下化と高架化はそれほど変わらない、という主張のようですが、メンテ費の事は考えられているのか。現在、東京メトロ、都営地下鉄などでは、経年劣化に伴い、メンテナンスに相当の費用が掛かっているようなのですが、その費用を考えると地下化はランニングコスト含めると余計に費用が掛かると思われます。
いずれにせよ、現在の地上線路はなくなることは確かなので、今後の動向を見守りたいと思います。


「I LOVE 千歳烏山」はブログランキングに参加しています。ランキング上位の世田谷ブログはコチラから↓↓↓


コメント

タイトルとURLをコピーしました