京王線の連続立体交差事業について、2025年時点の状況を整理してみます。
沿線を歩いていると、高架橋が次々と姿を現し、事業が着実に進んでいることは一目瞭然です。
一方で、すべてが順調というわけでもなさそうです。
沿線の大勢:立ち退きはほぼ完了、高架橋が連続化
笹塚〜明大前〜下高井戸にかけては、
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立ち退きは概ね完了
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仮線切替・高架橋建設が連続的に進行
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線路構造物が「点」ではなく「線」としてつながりつつある
というフェーズに入っています。
特に明大前以西は、高架橋の存在感が年々強まっており、
「完成が視野に入りつつある区間」と感じる場面も増えました。
しかし残る“止血点”──明大前駅南側の建物
その一方で、明大前駅南側には、いまだ立ち退きが完了していない敷地が存在します。
今回の写真は、その代表例です。
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現在も建物が残存
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テナントとして
・ガスト
・鳥メロ
が営業中
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この建物は、高架橋が連続する中でぽっかりと空白を生んでいる存在であり、
工事の連続性という意味では、明確に“影響点”になっているように見えます。
用地取得や権利調整が簡単ではないことは想像に難くありませんが、
ここが未整理のままであれば、前後区間が完成しても全体完成は見えてきません。
高架事業の完成時期、個人的な見立て
公式な完成時期については幅を持った表現が続いていますが、
個人的な感覚としては、全線完成は2035年前後になるのではないかと見ています。
理由としては、
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主要区間は進んでいるが「最後の1ピース」が残っている
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用地交渉・補償問題は時間がかかりやすい
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駅部・分岐部ほど工期が伸びがち
といった、都市部高架事業では“よくあるパターン”が見えているためです。
まとめ:進んでいるからこそ、止まっている場所が目立つ
2025年の京王線高架事業は、
「大きく前進しつつも、細部でブレーキがかかっている段階」
と言える状況だと思います。
高架橋が連なり始めたからこそ、
まだ動いていない場所、動かせない事情が逆に浮き彫りになる。
今は、まさにそのフェーズに入っているように感じます。
この明大前南側の動きが、今後どう変化するのか。
引き続き、現地を観察しながら追っていきたいと思います。




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