千歳烏山駅周辺地区街づくり構想(案)作成委託

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千歳烏山駅周辺の京王線の連続立体交差事業を契機とした今後の街づくりについて、「千歳烏山駅周辺地区街づくり構想(案)作成委託」という形で業者に委託されるようです。
来月末に業者選定のプレゼンが行われ、そこで街づくり構想を行う業者が決まるとのこと。

業務委託の概要によると、今年H25年の9月から来年の3月までの契約で、委託される業務は、
・街づくりの検討
・千歳烏山駅周辺街づくり構想(案)の作成
・千歳烏山駅周辺の商業環境検討に必要な基礎的調査
・仮称千歳烏山駅周辺街づくり・商店街検討会の運営
・仮称千歳烏山駅周辺街づくり・商店街検討個別会(4地区)の運営
などなど。。

参加できる業者の資格要件として、「過去5年間に、都内市区町村又は東京都近郊政令指定都市における駅周辺の商業地域で地区計画、構想策定業務の実績を有すること」や「過去5年間に、世田谷区における都市計画等調査にかかる業務の実績を有すること。」などなど、かなり縛りのある資格を求めてきているので、参加できるのは大手のゼネコンなどに限られるのではないでしょうか。

提案限度価格は940万円程。。半年でこの価格ということは、1人、ないし2人くらいしかこの価格で賄えないと思います。業務内容を見ると、求められる業務は多岐にわたるので、とても1人、2人では対応は不可能だと思われます。
ほぼ持ち出しは確実な状況。

また、委託される業務で困難度を極めると思うのは、「商店街全体の目標設定」や「商店街検討会の運営」といったキーワード。

千歳烏山は商店街のチカラが圧倒的に強いという噂のある商店街です。その商店街の目標設定や検討会の運営を突然入ってきた業者に行わせようというのはかなり無茶な気がします。
しかも半年でという期間も短い気がします。

そもそも、京王線の連続立体交差事業を商店街が認めているかというと、完全にコンセンサスは取れていないと思っているのですがどうなのでしょうか。タチバナ、シミズヤあたりは取り壊さなければならない計画なのですが、シミズヤさんはじめ、合意できているのでしょうか。

そのような状態で、この業務についてうまく成果が出るのか、大いなる疑問があります。

じゃあ誰がやるべきか、というツッコミが入りそうですが、やはり行政(都や区)が地道に対話を商店街としていくべきなんじゃないでしょうか。
業者に丸投げしてうまく行く世界とは思えないですが、募集要件で過去に都市計画の実績のある業者を求めているあたり、その辺りは過去の実績を有した業者であればカバーできると行政は踏んでいるのかもしれません。
いずれにせよ、来年の3月に出来上がる「街づくり構想」を待ちたいと思います。

千歳烏山駅周辺地区街づくり構想(案)作成委託


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